外科医として多くの命を救うため、
どんな状況でも実力を最大限発揮する

獣医師(2022.09時点)
ペテモどうぶつ医療センター相模原
2017年入社/新卒採用(日本獣医生命科学大学 獣医学部)
※所属、役職、掲載内容は取材時点の内容です

電話対応から手術の助手、執刀医へと段階を踏んで着実にスキルアップ

イオンペットに新卒で入社し、ペテモどうぶつ医療センター相模原(以下、医療センター相模原)に配属されて1~2年目は、基本的に先輩医師の診療や検査の手伝いを行っていました。この期間は、医療スキルだけでなく、社会人としてのマナーや立ち振る舞いを学ぶためにも重要な期間です。具体的には挨拶から電話対応、メールのやり取りといった基本的なスキルを身につけていきました。そして3~4年目になると、徐々に手術に参加する機会が多くなっていきます。ここでは避妊手術や皮膚にできた腫瘍の除去など、比較的簡単な手術の経験を積みました。そして現在は、これまでの診療業務に加えて総合診療外科の専科研修医として、より難易度の高い手術の助手や執刀も行っています。特に夜間に運ばれてくる動物たちは重症度の高い場合がほとんどなので、高い手術スキルが必要です。その中で一つひとつの手術に全力に挑みながら、スキルを磨いています。

外科医として、1頭でも多くの命を自分の手で救いたい

私は手術をしないと助からないほどの重症な動物たちを助けたくて、外科医を志しました。手術をせずに薬の投与だけで回復するならそれに越したことはありませんが、手術をしなければ助からない命が多くあることも事実です。だからこそ、1頭でも多くの命を自分の手で救いたいと思っています。そのためには、搬送から手術が終わるまで1秒も無駄にすることは許されません。少しでも初動が遅れれば、命を落とす可能性が高まります。そんな緊張感の中、今この子のためにすべきことは何かを瞬時に判断して、行動に移すことが常に求められるのが救命救急です。実際に緊急の手術の多い夜間診療に関わるようになってから、自分の獣医師としてのスキルが格段に上がったと感じています。日中の手術でもある程度のスキルは身につきますが、有事の際の瞬発力や機動力は夜間診療でないと、なかなか身につきません。この夜間診療という環境が、獣医師としての基盤を形成してくれたと思っています。

突然やってくる手術を絶対に成功させるため、準備は欠かさない

医療センター相模原は基本的に、獣医師にも看護師にも均等に手術に参加する機会が巡ってきます。特に救急は、手術の機会が突然やってくる分野です。動物が駆け込みで搬送されてきて急いで手術しないと助からない状況で執刀しなければなりません。そんな状況下で自分の実力を100%発揮するためには、日頃から周到な準備をしておくことが大切だと思っています。いつどんなタイミングでいかなる手術の機会が巡ってきても対応できるように、勉強や練習は決して怠りません。例えば、仕事中にわからないことや自分のウィークポイントが見つかれば必ずメモを取り、家に帰ってからしらみつぶしに勉強しています。手術中に迷っている暇がないからこそ、手術をする前の準備は常に時間をかけてやっておくことが、1頭でも多くの命を救うことにつながると信じています。

獣医師として必要なスキルを身につけながら、自分に合ったキャリアを歩める

イオンペットは獣医師スキルの習得に力を入れており、習得状況に応じた昇給制度を採用しています。イオンペットの獣医師スキルの習得レベルは全部で8段階に分けられていて、私は現在3段階目までのスキルを習得しました。そのレベルがどのように決まるかというと、まず会社が定めた獣医師スキルリストに基づいて上長がポイントで評価し、そのポイントの総計によってレベルが決まります。そして、昇給するためにはペーパーテストに合格することが必要です。一見、とても難しそうに聞こえますが、日々の仕事を頑張れば頑張るだけ評価につながる仕組みになっているので、獣医師として成長する上でありがたい制度だと思います。ちなみに4段階以上になると昇格の難易度が上がり、学会での論文発表や大学の学位で評価されるようになります。また、最近では「マスターコース」という獣医師としての専門スキルだけでなく、後輩育成スキルも重視した昇給コースも新設されました。自分のキャリアプランに合ったステップを選べることも、イオンペットの魅力だと思います。

オールマイティなスキルで、動物の命を救う獣医師になりたい

私には目標としている先生がいます。その方は総合診療外科でありながら、内科の知識も豊富で、外科と内科の二つの視点から動物たちを治療することができる先生です。現在その先生と一緒に手術に入ることが多いため、今のうちにたくさんの技術や知識を吸収したいと思っています。そして最終的には総合的な医療の視点を持って、元気のない動物を元気にしてあげる。そんな獣医師になりたいと考えています。そのためにはチャンスを待っているだけではなく、自ら掴みにいく姿勢が大事だと思います。今でこそ専科研修医として手術に立ち会う機会が増えましたが、自分が見学したい、経験したいと思った症例の手術は積極的に参加を願い出るようにしています。この医療センター相模原は、自分のやりたいことを発信していればやらせてもらえる環境です。ここで経験できることは全て活かせるように、これからもチャレンジしていきたいと思います。

センター全体を盛り上げていけるような仲間を増やしていきたい

とにかく、明るくてやる気に満ちあふれている方に入社してもらいたいです。医療センター相模原は、非常に多くのチャンスに恵まれている環境です。だからこそ新入社員として入ってくる方々には、失敗を恐れずに果敢にチャレンジしていってほしいと思っています。そうした人が増えれば増えるほどセンター全体の医療の質も向上していきます。その結果、さらに多くの命が助かるようになるはずです。基本的に見学や実習はオープンに受け付けているので、少しでも興味のある人はぜひ足を運んでいただいて医療センター相模原やイオンペットの動物病院 のリアルな雰囲気を感じてみてください。

ある一日のスケジュール

09:00

出社・午前診察

診察では問診、身体検査をし、必要に応じて血液検査、超音波検査なども実施する。

13:00

手術

麻酔をかけるための準備をし、去勢手術、避妊手術、スケーリングなどを実施。

14:00

検査・処置

入院している担当の動物に必要な検査、処置を実施する。

15:00

休憩

16:00

午後診察

午前診察と同様に診察を実施。

19:00

退勤

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