支え合える関係性があるから、
安心して子育てと仕事の両立ができる
動物看護師(2022.09時点)
ペテモどうぶつ医療センター相模原
2016年入社/新卒採用(ヤマザキ学園大学)
※所属、役職、掲載内容は取材時点の内容です
自分のやりたいことを見つけるために、幅広い診療科のある病院へ
就職活動中の私は、自分が動物看護師として将来何を目指したいのか決めることができずにいました。やりたいことがわからないまま時が過ぎ、とりあえず始めてみたのがペテモどうぶつ医療センター相模原(以下、医療センター相模原)でのアルバイト。アルバイトとして働く中で、まだ自分がやりたいことがわからないと院長先生に正直に相談したことがありました。すると院長先生は、医療センター相模原は救急診療や介護、リハビリ…というように幅広い分野でサービスを提供している動物病院であることを教えてくれました。「だから、ここで働く中で何をやっていきたいか決めればいいんじゃない?」そう言っていただいて、医療センター相模原に正社員として入社することを決めました。それから看護師として働いていく中で、尊敬できる先輩看護師の方に出会い、その方がオペ室看護師だったことから外科手術の分野に興味を持つようになりました。その影響で、現在はオペ周りのサポートを積極的に行っています。
同じ症例でも、あらゆるリスクを考慮してベストなオペを実現
仕事内容として、主に外来で訪れた動物たちの対応とオペのサポートを行っています。外来の対応では、診察前に飼い主さまから症状を聞いたり、検査前に犬や猫の体温や体重を測ったりします。そして、オペのサポートとしては、オペに必要な器具の準備、オペ中の獣医師の補助や獣医師のもとの麻酔管理が主な仕事です。飼い主さまとのコミュニケーションは経験の積み重ねによって成長していきますが、オペに関しては日々新しい知識をインプットし続けなければいけません。たとえ一度行ったことがあるオペだとしても、その時投与している薬剤や合併症のリスクによって、気を付けるポイントが変わってきます。その動物にとって最適なオペとはどんなものかを判断するためには、勉強していくことが大切です。私は空き時間に外部のセミナーに参加したり、専門書を買って読んだりしています。センター内でもテーマ別の勉強会が行われていて、最近ではリモートでの参加もできるので、育児の合間をぬって参加しています。
飼い主の不安に寄り添うために、犬や猫の情報を事前にインプット
当センターは来院する患者の数も多いので、全ての飼い主さまとのコミュニケーションに長い時間をとることが難しい場合があります。だからこそ、一回の会話で飼い主さまに安心感を与えられるような看護師でありたいと思っています。そのために、犬や猫のカルテを事前に見て、過去の病気や食の好み、性格についてあらかじめ頭に入れて、飼い主さまに声をかけるようにしています。そうすることで、診察のときに獣医師に聞きづらかったことや普段の生活で気になっていることなどを飼い主さまから聞くことができます。そうした小さな不安にも寄り添いながら、限られた時間の中で信頼関係を築けるよう心がけています。看護師は獣医師と違って、直接病気やケガを治すことができません。しかし、その分飼い主さまの心のケアや動物たちが生活しやすい環境づくりのために、できる限りのことをしていきたいと考えています。
困った時には助け合う職場だからこそ、子育てとの両立ができる
私は現在時短制度を使いながら、子育てと動物看護師の仕事を両立しています。イオンペットは、時短の長さを1時間・2時間・3時間の中から選ぶことができ、私は3時間の時短を選んでいるので毎日5時間勤務です。時短制度以外にも、産休・育休制度はもちろん、子どもの病気休暇が有給休暇とは別に年に5回取れるなど、子育て支援制度が充実しています。休暇制度があっても職場の雰囲気的に取得しづらいというようなケースをたまに聞きますが、医療センター相模原はそんなことはありません。実際に私は長期休暇と産休を組み合わせて、早めに産休に入らせてもらいました。そういった柔軟な対応ができるのは、当センターで多くのスタッフが互いに助け合いながら働いているからだと思います。加えて、20代後半〜30代の子育て世代が多くいるので、大変な気持ちを理解しながら助け合える環境があります。子育てに限らず、急に体調が悪くなった時も周りがしっかりフォローしてくれるので、とても働きやすい職場だと思っています。
将来的には夜間診療で救命救急のスキルを磨いていきたい
直近の目標は、国家資格を取得することです。今まで民間資格だった動物看護師が国家資格となったので、来年2月の国家試験に向けて仕事や育児の合間をぬって勉強しています。長期的な目標でいうと、今は時短勤務で日勤の時間帯のみ働いていますが、子育てが落ち着いたら夜間診療の経験をもっと増やしていきたいです。オペの場数を踏み、スキルを磨いていくためには救命救急での経験が必要不可欠です。そのため、緊急性の高い動物が多く運ばれてくる夜間診療で、重症な子のケアや入院管理の知識を身につけたいと考えています。キャリアアップとしては、社内 等級登用試験にチャレンジしたいです。登用試験に合格して看護師リーダーになったら、現状の業務だけでなく新人育成やセンターの運営など当センターをより良くしていくための活動をしていきたいと思っています。
長期的に見て、自分に合った働き方ができる場所を見つけてほしい
学生時代の私のように将来やりたいことがはっきりと見えていなくても、医療センター相模原はやりたいことを見つけられる、ということを伝えたいです。様々な分野で動物看護師として働く中で、きっと自分の好きなことや得意なことが見えてきます。そう信じていろんなことにチャレンジしていってほしいと思います。また、当センターは子育て世代にとっても働きやすい職場です。時短制度や休暇制度が整っているだけでなく、その制度を利用しやすい雰囲気や助け合いの精神があるので、無理なく働き続けることができます。学生の皆さんにとってはまだ先の話かもしれませんが、長期的な視点で見ても自分にとって働きやすい会社に入社してほしいと思います。
ある一日のスケジュール
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09:30
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出社
業務開始。診療補助(予診、動物保定、検査等)を行う。
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11:00
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手術補助
術前検査、手術室準備、麻酔記録を行う。
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14:00
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入院管理
入院動物の世話、部屋清掃、処置を行う。
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14:30
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退勤
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16:00
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保育園迎え