獣医師だけではない。
それ以外のキャリアも目指せる
獣医師/医長(2020.12時点)
ペテモどうぶつ医療センター 札幌月寒
2015年入社/新卒採用(宮崎大学 機能性化学研究室)
※所属、役職、掲載内容は取材時点の内容です
「臨床スキル」と「経営マネジメント」の両方が学べる
イオンペットを選んだのには、いくつか理由があります。
1つ目は教育制度が整っていること。大学時代、遺伝子細胞の研究に取り組んでいて臨床の経験が全くなかったので、獣医師のスキルを一から学べる環境があるのは魅力でした。2つ目は10日間の長期休暇などの充実した待遇があること。そして最後は獣医師としてのキャリアと、経営マネジメントを手がける管理者としてのキャリア、両方のキャリアステップが用意されており将来設計が描きやすいこと。しかも双方の能力に応じて評価してもらえるので、自分の強みや課題を理解して取り組めますし、頑張りを給与に反映してもらえるのは、やりがいになります。
今年で入社6年目になります。最初の2年間は千葉県にあるイオン動物医療センター幕張新都心(以下、医療センター幕張新都心)で動物の触り方から教わり、年間で約4400件の症例を経験しながら、臨床スキルを身に付けました。その後イオン動物病院ピアシティ稲毛海岸にて2年間院長を務め、2020年9月からペテモどうぶつ医療センター札幌月寒(以下は、医療センター 札幌月寒)で勤務しています。
エリアマネジャーを補佐する立場で、医療センターの立ち上げに関わる
札幌月寒は2020年3月に開院したばかりで、私は立ち上げメンバーとして加わりました。
今は医療センター札幌月寒の医長という職域を拝命しています。診療や手術を行いながら3つの動物病院のある北海道エリアのエリアマネジャーを兼任しているセンター長の補佐業務を担っています。エリアマネジャーと協議しながら診療やスタッフ間のルールを設けたり、3病院を含めた獣医師の全シフトを作成しています。その他に全ての医療内容を把握し、医療センターの方針と違った診療などがあれば獣医師にフィードバックも行います。ただ着任して間もないため、前期の売上や利益を見直したりして今は全体把握を優先しています。
経験を活かし、医療センターでの情報の一元管理を目指す
医療センターと一般動物病院はその役割の違いから、設備やスタッフ数が全く異なります。医療センターは24時間体制で救急対応を行っており、幕張新都心の場合は高度医療も提供していました。そのため医療センターの方が1つの手術や診療に対して多くのスタッフが関わり、チームで医療に携わっていると感じることが多いと思います。
一方、一般動物病院は手術も行いますが、予防接種や健康診断などが中心です。万一、先端医療設備や特殊手術が必要な場合は、医療センターとの連携がとれているので、すぐに紹介ができます。院長の立場から言えば、一般動物病院では自分が直接携わらない診療でも全て把握でき、獣医師や動物看護師全員がどこで何をしているかも分かっています。動物病院全体が1つのチームとなって、動物や飼い主さまをサポートしているようなイメージです。
現在、医療センター札幌月寒では医療センター幕張新都心や一般動物病院での経験やノウハウを活かして、全体の診療内容を把握できるように、情報の一元管理など仕組みづくりに取り組んでいます。
業務や役職の枠を越えて、ビジネスを経験し、スキルを伸ばせる
イオンペットでは、獣医師や病院長といった主要な業務の他に、事業に関わる機会もあります。札幌に赴任する前、千葉で勤務していた時は、獣医師の新卒採用プロジェクトチームに参加してアイデアを出していました。
また個人的には、役員や上司に新たな事業の提案を行ったりしていました。毎回手厳しいフィードバックを受けるたびに、実力不足を痛感していました。
私は大学時代から、いつかは獣医師免許がなくても充分な生活ができるだけのビジネススキルを手に入れたいという目標を持っていたので、獣医師でありながらこうした事業に関われる環境があるのは、とても魅力的です。
また、イオンペットには「イオンペットアカデミー」という、専門性の高い人財を育てる教育機関があり、私はそこの「経営学部」に参加して、日本のトップの先生方から事業開発のフレームワークや最先端事例を学んでいます。入学するためには、面接や書類選考など厳しい審査がありますが、日常業務では得られない知識やノウハウを習得できます。
個人としての目標、医長としての目標。どちらも目指せる
やりたいことは2つあります。1つ目は、イオンペットアカデミーの経営学部で学んだノウハウなどを活かして、新規事業のベースとなるようなビジネスモデルを創出したい。そしてイオンペットの動物病院事業、リテール事業、サービス事業に続く、第4の事業を立ち上げ、その責任者になることが個人的な目標です。
そして2つ目は、札幌エリアの医療センターと動物病院をもうひと回り大きく育てて、医療センターを中心とした支社組織にしていくこと。イオンペットでは、エリアごとに支社化を推進しており、現在千葉、神奈川、名古屋、大阪エリアなどは既に支社として運営しています。支社になれば大きな決裁権を与えられ、独自に新たな施策にも挑戦できるので、より地域に根ざした医療を展開することができます。まずは支社化を実現し、5年以内には個人目標も達成したいです。
イオンペットの獣医師を目指す方へのメッセージ
どうなりたいのか、どんなことを実現したいのか。まずは自分の目標を考えてみてほしいと思います。できれば10年後、どうなっていたいのかという目標を立てた上で、5年後、2年後、1年後、半年、1カ月と・・・逆算して将来のビジョンを描いていく。そのキャリアプランができれば、あとはそれが叶えられる就職先を絞り込んでいけばいいだけです。私もそうやって、イオンペットを選びました。
当社は、ワークライフバランスが整っていたり、1年目からたくさんの症例に携わりスキルを磨けたり、マネジメントスキルを伸ばしたりと・・・・病院選びの際にみなさんが重視する項目のほとんどを満たしているので、色々なキャリアプランが実現できるはずです。