12月の活動報告
ホリデーシーズンの訪れと静かなキャンパス
12月のアメリカは、年末年始のホリデーシーズンを迎え、社会全体が落ち着いた雰囲気に包まれました 。クリスマスから年末にかけて大学も冬休みに入り、キャンパスからは学生の姿がほとんどなくなりました 。獣医学部以外の学生は3週間近い長期休暇を利用して、それぞれの休暇先や実家へと帰省していくのがこの時期の恒例のようです。
研究活動:成果の整理と次年度への布石
12月は新たな実験や学会参加を控え、これまでに進めてきた研究内容の整理と見直しに重点を置きました。
主に、投稿中の論文内容を改めて精読し、将来的な追加解析や次の研究テーマにつながる課題を洗い出す作業を行いました 。また、**有限要素解析(FEA)**についても、構築してきたモデルの妥当性を再確認し、解析条件や境界設定の改善点を検討しました 。実験データと数値解析の結果を照らし合わせることで、今後強化すべきポイントが明確になり、次年度の研究計画を立てるうえで非常に有意義な期間となりました。
1年を振り返り、自身の成長を実感
今月は学会発表や締め切りに追われることがなかった分、研究を俯瞰的に見直すことができました 。日常の作業では見落としがちな論理の流れや、研究全体における位置づけを深く考える時間を持てたことは大きな収穫です。
今年1年を通じて積み重ねてきた実験研究、論文執筆、査読経験、そして国際学会での発表を振り返ることで、自身の確かな成長を実感する機会にもなりました。
穏やかな冬の生活とマインドセットの更新
生活面では、デービス周辺も冬らしい気候となり、朝晩は冷え込むものの、日中は比較的穏やかな日が続きました 。静まり返ったキャンパスは、日々の研究や読書に集中するのに最適な環境でした。
年末には日本の家族や知人と連絡を取り合い、アメリカでの1年を振り返りました 。異なる文化圏での経験や視点を改めて言語化することで、自分自身の立ち位置を見つめ直す良い機会となりました。
総括
12月は、研究と生活の両面において「整理」と「準備」を行う重要な期間となりました 。目立った出来事こそ多くはありませんでしたが、これまでの成果を土台として、さらに発展させていくための基盤を整えることができたと感じています。静かな年末の時間を活かし、次年度のアメリカでの活動に向けて気持ちを新たにする一ヶ月となりました。
年末一時的に預かっていた猫の様子
年始の世焼け
室井 謙宏
プロフィール:
日本獣医生命科学大学 獣医学部卒業
日本獣医生命科学大学付属医療センター 整形外科研究生
日本獣医生命科学大学 獣医外科学教室大学院生
日本獣医生命科学大学 獣医学博士号取得
イオンペット動物病院 勤務
