11月の活動報告
感謝祭とホリデー商戦の最前線
11月のアメリカの大きなイベントは、感謝祭(Thanksgiving)とそれに続くブラックフライデー(Black Friday)でした。ブラックフライデーは、もはや「1日限りの大規模セール」ではなく、10月末から主要小売企業による先行セールが開始される「1か月規模のホリデー商戦」へと変化が進んでいます。
特に2025年は家電・電子機器の割引率が高く、様々な製品がお手頃な価格で売られていました。私自身は毎回同じような商品のラインナップのため、プロテインのみを購入しました。また、感謝祭では七面鳥を食べましたが、かなりパサパサしていたため水が必須でした。
研究活動:論文の査読対応と新たな解析手法の導入
11月は、投稿中の論文の査読結果に対する返答に集中的に取り組みました。査読者からのコメントに基づき、説明の補強、議論の再構成、図表の改訂など、論理構造を丁寧に見直す作業を進めました。
9月に査読者として他者の論文を評価した経験が活き、文章が読者にどのように受け取られるかを意識しながら推敲を進めました。特に、実験条件と結果の因果関係をより明確に示すよう工夫したことで、研究全体の説得力が向上したと感じています。
また、並行して**有限要素解析(FEA)**を用いた研究も継続して行いました。これは、大腿骨に対する人工関節インプラントをモデル化し、応力分布の変化や変形挙動を解析するものです。FEAは、実験データでは把握できない部分を数値的に補足できる点で非常に有用であり、今後の研究・論文執筆における重要な基盤となると実感しています。
私生活での季節の変化とリフレッシュ
生活面では、デービス周辺でも秋が深まり、街路樹が赤く染まる穏やかな季節となりました。感謝祭の休暇中はキャンパスが静まり、研究に集中しやすい環境が整いました。
一方で、この時期はサマータイムが終わり、夜の訪れが早くなります。ブラックフライデー後は街の雰囲気が一気にクリスマスムードに変わり、装飾も変わるため、アメリカ社会におけるホリデーシーズンの重要性を象徴していると感じました。
総括
11月は、ホリデー商戦という社会的なイベントがありながらも、研究活動においては、論文の査読対応という重要な段階を迎え、これまでの経験を活かして論文の説得力を高めることができました。さらに、新しい解析手法であるFEAの導入を進めるなど、今後の研究の基盤を強化する重要な一ヶ月となりました。
専門性の向上と、季節の移り変わりを感じながら心身のリフレッシュを図れたこの経験を、引き続き活かしてまいります。
日本で預かってもらっている猫たちの様子
室井 謙宏
プロフィール:
日本獣医生命科学大学 獣医学部卒業
日本獣医生命科学大学付属医療センター 整形外科研究生
日本獣医生命科学大学 獣医外科学教室大学院生
日本獣医生命科学大学 獣医学博士号取得
イオンペット動物病院 勤務
